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#003 『立葵(たちあおい)』 これも実家の畑に毎年勝手に咲く立葵。背丈は大人の背くらいになる。すごく真っ直ぐに伸び、キレイな桃色の花を咲かすので、畑の中ではひときわ目立つ。 この花の花びらを取ってうまく二枚にはがすとネバネバするので、小さい頃はそれを顔に貼り付けたりして遊んだ。 テレビの天気予報のお姉さんからの受け売りのネタだが、この立葵のてっぺんの花が咲くと、梅雨明けなのだそうだ。空に向かって真っ直ぐに伸びてゆくこの花は、確かに天とつながっていてもおかしくないと言う気がする。 残念ながら今日はまだてっぺんはつぼみだった。遅れ気味の今年の北国の夏、早く知らせてほしいものだ。 (07年7月31日 記) |
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